中学入試までの残された期間ですべきこと

みなさんこんにちは。
入試本番まで残すところ2か月あまりとなりました。
残された期間をどのように学習と向き合うかによって、合否は大きく左右されるといっても過言ではありません。
そこで今回は、その時間をできるだけ有効に使うため、これからの時期に取り組んでほしいことを算数を中心に進学指導部長の山口先生に伺いました。

Q入試まであと2ヶ月で何をすべきですか?
A算数が得意であれば、新しい問題(過去問)にどんどん挑戦して、算数を盤石にしてください。
不安な場合は、授業で扱った問題、宿題で解き直しが不十分な問題を徹底的にこなしましょう。

特に、平面図形は最後まで伸びる単元なので学習を続けましょう。
また、できないことに目を向けてネガティブにならないことも大切です。
中学入試必須の単元、速さ・数・割合の中で得意な単元に磨きをかけて自信をつけていってください。

 

 

Q模試の成績が芳しくないです。
A過剰に反応しないことです。まずはお子様の分析、感想を聞いてみてください。
次に保護者様が実際に問題をみて冷静に分析することです。
模試には二つの側面があります。
一つは合否判定、もう一つは弱点発見という側面があることを忘れてはいけません。
そして、なぜ間違えたかを確認することが最も大切です。
「本来の力を発揮できれば、あと何点取れたね」とお子様とポジティブにお話ししてください。
分析・解き直しをおこない、正答率30%以上あるにも関わらず解けない問題は職員にご相談ください。

 

 

Q模試では合格判定をもらっているのに、過去問を解いても目標点に届きません。。
A模試と入試問題は全く異なります。
模試で目標校の偏差値に届いていて合格可能性が80%だったとしても、過去問で合格点が取れるとは限りません。理由はいくつかありますが、最も大きな原因はその中学校の出題傾向に慣れていないからだといえます。
問題の取捨選択が適切ではなく、始めから順番に解いているだけなのかもしれません。
模試は多くの場合、基本→応用→発展という構成なので、順番に取り組んでいけば実力どおりの点数を期待できますが、過去問は戦略を考えた上で解かないと序盤の問題で時間を使い果たしてしまい、後半は慌てるだけになってしまいます。
丸付け・解き直しをしたら、解く時間や時間配分が正しかったかどうか、必ず分析・反省をおこないましょう。
過去問は問題の分析ができ、解き進める方針を組み立ててから実際に解き始めることで最大限の効果を得られるようになります。
それが本人の自信にも繋がることでしょう。

以上です。いかがでしたでしょうか。
その他、疑問点やお悩みのことがございましたら職員までご相談ください。
それではまたお会いしましょう。