2024前期5回 総合テスト講評

【進学指導部より】

小4総合テスト [前期 第5回]
算数:
大問3(2)で6回という誤答が大変目立ちました。2つの電車の出発時間から倍数に注目して解いていく問題です。解法はテキスト等で何度もやっているので、分かっていたとは思いますが、最後に+1をしていないために残念ながら不正解になってしまっています。この問題の大事なポイントの一つでもあります。普段の学習の中でも、何となく正解だからOKではなく、この問題のポイントは何だろうということを一問一問確認しながら学習していくと、こういったミスも減っていきます。

国語:
大問2(3)接続語の問題の正答率が低かったです。わからない番号はとばして次の番号を検討しましょう。残ったものを全て当てはめて試すのも一つの手段です。


理科:
日本の冬は、はっきりとした特徴を持っています。気団の影響などその原理を理解しておきましょう。また気象画像、天気図とあわせてしっかりと覚えておきましょう。

大問4は、基本の問題になります。間違えた生徒は、確実に正答できるように解き直しをしておきましょう。

社会:
大問5の(5)は、記号問題なのに空らんが目立ちました。自信をもって正解できないとしても、ある程度は絞り込んで必ず答えを書くようにしましょう。

 

小5総合テスト [前期 第5回]
算数:
大問8は大きな数の分母、分子を約分する問題でした。この問題では始めのリード文で解法のヒントが書かれています。このように最近の入試では問題文を読んで、あるいは問題を解いていく中で、その場でやり方を自分で見つけて解いていくという力が必要とされています。今回の大問8は、問題文通りに解いていけば答えにたどり着けたのですが、多くの生徒が意図を読み取れず、どうすればよいか分からない様子でした。


国語:
大問3(6)すぐ上に根拠がありました。一回読んでいても、傍線前後を再び注目するのは国語の点数アップの秘訣です。また、傍線内の語句の意味を知っていたかも重要です。


理科:
大問6,7は、天体の問題でした。星の動きについては、1時間で何度動くのか、一日で何度動くのか、どちらからどちらに動くのか?理由も含めて正確に覚えておきましょう。

解く時は、まず日付、時刻、方角、この3つを確かめましょう。天体は、苦手な生徒が多い単元です。それだけに得点源になります。得意分野にしていきましょう。

社会:
大問2の(1)や問4の(2)のように、地名を漢字で答える問題の正答率が低かったです。入試でも代表的な地名は漢字指定されますので、今のうちから練習しておきましょう。

 

小6総合テスト [前期 第5回]
算数:
大問9は規則の問題でした。自分で作業をしていく中でルールを見つけて解いていく問題です。難関校の入試では自分で作業をして、規則を発見し、問題の流れに沿って解いていく。難関校の入試においては定番の思考です。今回の総合テストの大問9をしっかり正解できたかは難関校合格の指標ともなるのでとても重要な問題でした。中には最後の問題なので時間がなかったという生徒もいるかもしれません。不正解の生徒はしっかりとやり直しをしておきましょう。

国語:
大問3(8)文中に明示されていないので正答率はかなり低かったです。作中人物が「相手を慮って行動する」ことに注目できると入試でもかなりリードできます。

理科:
大問6は、中和の問題でした。塩酸の量を固定して水酸化ナトリウムの量を変える場合と、水酸化ナトリウムの量を固定して塩酸の量を変える場合で解き方が異なります。それぞれの解き方を整理しておきましょう。グラフについても何となく形で覚えるのではなく、構造を理解し、自分で正確に描けるようにしておきましょう。

社会:
大問2がやや難しい問題です。今回はここで得点が低くなっても構いません。ただし、きちんと復習をして、模試で類題が出たときには必ず得点できるようにしておきましょう。