飛び級制度について

みなさんこんにちは。

今回はエルカミノの大きな特徴の一つである飛び級制度についてお話しします。
低~中学年で、四則演算などの計算学習が終わるので、飛び級しようかと考えている方も多いと思います。
そうなると、「飛び級したとして授業についていけるだろうか」「飛び級した方が伸びるタイプか、飛び級しない方が合っているのか」という不安が出てきますね。
そこで、エルカミノの飛び級の理念やどんな生徒が向いているのかなど、運営本部長の清水に聞きました。 

― エルカミノはなぜ飛び級制度を設けているのですか?

 一番の理由は「算数が好きで得意がゆえに自己流で成長してしまう生徒を正しい方向に誘導してあげたい」という想いからです。
 エルカミノの教育ポリシーに「啐啄同時(そったくどうじ)」という言葉があります。鶏の雛が卵から産まれ出ようとするとき殻の内側をつついて音を立てると(啐)、それに反応するように親鳥が殻を破る(啄)、というものです。
 転じて、何かに気づこうとしている生徒(啐)に適切な導きを与える(啄)という意味で使っています。
 このことはどの学年でも行っていることですが、“気づき”が早い段階で訪れた生徒には、同様に早い段階での導きが必要になるため、飛び級制度が必要になります。
 算数好きで得意な生徒は、問題を通して自らいろいろなことに気づくことができますが、往々にして自己流の解法に偏りがちです。正しい考え方・ものの見方を学び、気づいた内容を算数・数学の本質に結び付け、より広い世界を見せてあげるための飛び級制度なのです。

-どんな生徒が飛び級に向いていますか?

 普段の学習で、問題を解いた後に「こうかもしれない」「この問題もこの解き方で解けるかな」と考える生徒には最適だと思います。
 一方で、問題に正解したら終わり(=満足)という生徒だと、現時点では本質を指導する余地がないため、どれだけ正解率が高くても飛び級での成長はあまり見込めません。そのような生徒には「該当学年向けの難しい問題も用意しています」とお話しして、該当学年で受講するように勧めています。
 「難しい問題を解きたい」ではなく、「僕の、私の考えを聞いてほしい」という生徒にこそ、飛び級を受けていただきたいです。

- 飛び級を検討している保護者へメッセージを

 エルカミノの飛び級は促成栽培ではなく露地栽培です。私たちは余分な枝葉を最低限剪定するだけであり、特殊な肥料を使ったり、農薬で害虫から守ったりはしません。自分の力で根や枝を伸ばしていくことで、たくましく立派に成長してほしいと思っています。
 ご家庭ではあれこれ手を出さず、子供のやっていることを見守ってあげてください。

以上です。参考になりましたでしょうか。

現在、エルカミノでは2021年度生向けの入塾テストを承っています。入塾テストの範囲など詳しい情報は通塾希望の校舎までお問合せください。
なお、自由が丘校の新4年生はお申し込み多数のため、入塾テストの受付を終了しています。ご了承ください。

それではまたお会いしましょう!